愛知のプラスチック金型職人 YONEPURA KANAGATA

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樹脂金型技術情報

バリ修正をお願いしたらカシリが…
バリとカシリの関係

樹脂製品製作におけるバリとカシリの関係

樹脂製品製作における不良品と呼ばれる代表にはバリがあります。
成形屋さんはメーカー様にバリのない良い樹脂製品を納めたいので、バリに対しては皆様、厳しい目でみられます。
当社もバリには細心の注意を払いますが、ここでも少しご承知しておいていただきたい事実があるのです。
バリを少しも出さないということは隙間を極力無くすということ。
射出成型をしていくうちに温度で鋼材が膨らんできますので、高さのある製品はカシリがおこってきます。
又樹脂製品によって深さのある品物であれば当然抜けやすいように勾配がついておりますが、勾配をつけると最初に開発者様が設計した製品と勾配の分が違ってきますので、開発者様の意向をくんで勾配のない部分も当然あります。
その勾配のない部分は大きなカシリになることがあります。
たまに樹脂製品の品質の向上に対して一生懸命な方が「バリ」を直して欲しいと言われますので、バリを直します。
すると今度は「カシリ」が出てきたから「カシリ」を直して欲しいと言われます。
バリをきちんと直し過ぎると隙間がなさ過ぎてガスが出ます。
製品にガスで起こる不良が出てきます。
この不良は一見ガスの仕業にみえない悪質なものもあります。
たとえば、「ジェッティング」のように樹脂のムラが成形中に良品と良品の間に出たりするので、成形屋さんは当然、成形条件だと一生懸命に条件操作を行います。
にも関わらず、操作した通りに良品が条件に比例して出てこないのです。
バリを直すとカシリがおきる。
今度はカシリを直すとバリがでる。
もちろん、なるべくバリ、カシリの両方が出ないように、又ガスも抜けるように調整するのが私達金型職人の腕でもあります。
しかし、バリを出さないためには隙間をなくさなければなりません。
鋼材の膨張性を考慮してカシリがでないようにするには隙間は開けなければなりません。ガスが抜けるようにするためにも隙間は必要なのです。
バリ、カシリ、ガスをなくすには相反する対処をしなければならず、バリをなくすことだけにあまりにこだわり過ぎると他の問題がでてきます。
樹脂製品の形状や構造にもよりますが、バリ、カシリ、ガスの問題を完璧に出ないようにすることは理論上できないことなのです。
ですので、私達はお客様のご要望をお聴きしてなるべく樹脂製品のバリ、カシリ、ガスが樹脂製品の外観や機能に支障がないように調整させていただきます。
金型屋さんに要望を伝える際は、これらの事実を知った上で、バリ、カシリ、ガスをすべて出ないようにしてほしいという伝え方ではなく、「手が触れる部分だからこの部分はバリを極力なくして欲しい」「この部分は外観でよく見えるのでカシリが出ないようにしてほしい」など具体的に伝えていただけることで金型屋さんは考え、技や経験を駆使して要望にそった製品をお客様と一緒に作り出すことができると思うのです。

樹脂製品製作におけるガスとバリの微妙な関係

中でも、樹脂製品製作におけるバリとガスの関係は微妙で、ガスが抜ける隙間であり、バリがでない隙間は、樹脂の材質によっても違い、その隙間をうまく作り、ガスを抜けさせるのは樹脂金型職人の長年の経験と感覚が必要です。

極意

  1. バリを出さないためには隙間をなくさなければならない。
  2. カシリがでないようにするには鋼材の膨張性を考慮して隙間は開けなければならない。
  3. 悪さをしているガスが抜けるようにするには、ガスが抜ける隙間を作らなければならない。
    これらの相反する3つをうまく行い良品ができる金型にするのが金型屋の腕です。


以前、ある成形工場の社長様に「国外に金型の製作依頼をして金型を製作してもヨネプラさんのところのように良い製品がバンバンとれんので、1度金型を製作しているところをみせてもらえないか?」というお電話をいただいたことがあります。
大変光栄で、そんなことを言われたら、職人さん達もうれしくて遣り甲斐に繋がるので、
ぜひ、見に来てください。と申し上げたのですが、金型製作しているところを見ていただいても、残念ながら、職人の持つ感覚というものはお見せてできなかったようでした。
職人さん達何年もかけて、日々技術を高めていることが誇りです。

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